7月10日(土)にODネットワークジャパンとしての第2回勉強会を行いました。
今回は、当会会員でもある清宮普美代様のご好意で、南青山の株式会社ラーニングデザインセンターのセミナールームを会場としてお借りしての開催でした。(清宮様、ありがとうございました!)
第1回勉強会から引き続きおいでの方も、今回初めての方もいらっしゃり、「企業人」「コンサルタント」「学者」といったそれぞれの立場からの自由で活発なセッションとなりました。
特に今回は、事業継続管理(BCM:Business Continuity Management)の専門化がいらしたことで、多面的に組織を考えることの可能性を感じました。
勉強会の流れ
最初に、チェックインとして、参加者全員が「今感じていること」「この会に望むこと」などを一言ずつ話していただきました。
嬉しかったのは、企業の方から「前回参加してみて、仕事をより良くするためのモチベーションアップにつながった。貴重な土曜日を潰しても惜しくないと感じた」というお声を頂いたことです。一方で、コンサルタントの方からは「ODをどのように伝えるかを悩んでいる」との真剣な声をありました。ODの定義の難しさと、だからこそODネッワークジャパンの存在意義を感じました。
その後、理事の大島岳より、会員発表として、「私とODについて」というテーマをなげかけました。その中で自分の人生を振り返り、どのように組織というものを考えてきたのか、そして自身のコンサルタントのキャリアの中で、組織マネジメントの焦点の変化をどのように感じてきたのか、などが語られました。
休憩を挟み、参加者全員で車座になり、先ほどの大島氏の話に対する質疑応答、そしてそこから発展して「自分はODNJを使って何を達成したいか」などをざっくばらんに話し合いました。
その中で、様々な貴重な意見が飛び交い、そこに代表理事である西川教授が学術的な情報も入れながら、話を深めていきました。
特に、「組織活性化の3つのポイント」「活性化を阻む日本社会の特徴」などは、「個で動くカッコーと社会的コミュニケーションを持つカササギの差異」のたとえ話とも結びつき、多くの参加者がうなづいてらっしゃいました。
最後にIODA(International OD Associations 欧州におけるODネットワーク)の設立35周年記念式典のためのビデオメッセージを、全員で「体を張って」撮影して、楽しく賑やかに終わりました。
IODAでの記念式典の様子はまた別途レポートします。
参加者の声
参加された方からは以下のようなコメントをいただきました。
- ODの考え方や概念が理解できた。
- 今後ODネットワークジャパンで日本のODを引っ張っていきたい。
- この会が明日への(精神的な)サプリメントになった。
- 普段考えていても話し合う場が少ないので貴重な場になった。
- ODネットワークジャパンの認知度を上げたい。
- OD全体のことと現場の振り返りとリンクさせられたのがよかった。
- 実践的な学問体系としての組織開発を作る一助となりたい。
ご参加頂いたみなさまには改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
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