組織開発の実践と学習のコミュニティ

第8回 勉強会「ODを学ぶとはどういう事か」

日時:

2011年11月05日(土) 13:00-17:00(開場 12:50)

会場:

代々木研修室

渋谷区代々木1−29−5 教会ビル5階
JR代々木駅徒歩2分

http://www.e-kaigi.jp/access.html

参加費:

会員 2,500円 (学生 無料)
一般 3,500円 (学生 1,500円)

勉強会テーマ

「ODを学ぶとはどういう事か」

勉強会の流れ

  1. チェックイン
  2. 情報提供(理事 中村和彦)
  3. 全員または小グループでのダイアログ
  4. ダイアログからの気付きの共有、質疑応答
  5. 気付きの整理(代表理事 西川耕平)
  6. まとめ

参加お申し込み

受付は終了しました。

第7回 勉強会

日時:

2011年9月17日(土) 13:00-17:00(開場 12:45)

会場:

甲南大学 ネットワークキャンパス東京

東京都千代田区丸の内1丁目7-12 サピアタワー10F
JR東京駅日本橋口直結
http://www.konan-u.ac.jp/tokyo/access/index.html

参加費:

会員 2,500円 (学生 無料)
一般 3,500円 (学生 1,500円)

勉強会テーマ

「ODと自分との関わり」

勉強会の流れ

  1. チェックイン
  2. 今回の勉強会のテーマについて
  3. 全員または小グループでのダイアログ
  4. ダイアログからの気付きの共有、質疑応答
  5. 気付きの整理(代表理事 西川耕平)
  6. まとめ

参加お申し込み

受付は終了しました。

MBA Oath (翻訳)

ハーバード大学院の学生達が、100年記念として、自分達の描いてきた理想のビジネスリーダー像を書き換えました。

翻訳したものを掲載します。

原文はこちら → MBA Oath

MBAの誓い

前文

マネージャーとしての私の目的は、どんな人間も独りではできない価値を生み出すために、人や資源を持ち寄って最善を尽くすことです。それは長期間にわたって社会のために生み出すことのできる価値を高める道筋を探し求めることです。私の決定が、こうした価値の総体としての組織内外の個人の、現在のみならず将来の健全な状態に広範囲に影響すると理解します。しかし多様な利害関係者の関心を束ねる時に、私は難しい選択に直面するので、

私は誓います:

私は、できるだけ誠実に活動し、倫理的なやり方で仕事を追い求めます。 私の行動は、公に表明した価値観と矛盾のない高潔さの模範例となります。

私は、私の株主、同僚、顧客と、私達が仕事をさせてもらう社会の利害を守ります。私は、私の決定に生活の健全さが影響される、権力を持たない人達の利害を守るよう努力します。

私は、自分の狭量な野心を満たすと、そこで働く人々や事業を蝕む行動や決定を防ぐには、私は誠意を持って事業を運営します。自己利益の追求は資本主義経済の原動力ですが、野放図な貪欲さは、おぞましい害悪の原因となりえます。私は、腐敗、不正、差別、搾取に対抗します。

私は、私自身と私の事業の行いを統制するために、言葉と精神の両面から法と契約を理解して護ります。もし私が法律は不公平で時代遅れで、あるいは役に立たない判断する場合、大胆に破壊、無視、あるいは否認せずに、文明的に許される方法で、法律の改正に努力します。

私は、自分の行いに責任を持ち、私の事業の成果とリスクを正確かつ正直に表明します。私の目標は、真実を歪曲する事ではなく、包み隠さず説明する事と、人々に影響を与える決定がなされた方法を、人々が理解するのを支援する事です。

私は、職業意識が社会の健全さの向上に貢献し続けるために、自己の監視の下で他のマネージャーと自分自身を成長させます。 私は、私の判断の伝達を支える同僚や他の人達に意見を求め、また常に革新を受け入れて事業領域の進化する知識吸収に絶えず投資します。私は次世代のリーダーの育成に助言と援助をします。

私は、世界全体で経済的、社会的、環境的に持続可能な繁栄を生み出す努力をします。持続可能な繁栄とは、事業が消耗する全ての機会費用よりも、長期の視点で事業が産出するものが、大きくなる場合に実現する事を意味します。

この宣誓を指針にして生きるために、私は同僚達に説明責任を持ち、同僚達も私に説明責任を持ちます。私は専門家としての地位や特権は、全人的視点で職業を享受する事に対する尊敬と信頼に基づいていると理解します。そして信頼と尊敬を高めるために、私はマネジメントの専門能力を修め、護り、その水準を高める責任を引き受けます。

私の自由意思と名誉にかけて、宣誓します。

「危機管理経営シンポジウム2011」ご案内

シンポジウムについて

3.11以降、本当に実効性のある危機管理経営が求められています。

今までのように担当者レベルでの防災システム作りではなく、経営マターとして 「本当に事業を継続させる組織作り」をしなければいけません。

そのためには、「組織の存在価値を問いあう文化」や「変化に対応できる集団」といったOD(組織開発)の観点が大変に重要になってきます。

そこで、下記のとおりBCM、BCPのご専門家とタッグを組んだシンポジウムを行います

ODネットワークジャパンも、BCI(Business Continuity Institute)日本支部とともに後援させていただいております。

これからの「持続可能組織」を真剣に考える皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

シンポジウム概要

■日時:7月7日(木) 13:30〜16:30

■会場:アルカディア市ヶ谷(私学会館)

〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25

■後援:

  • BCI日本支部
  • ODネットワークジャパン
  • インターリスク総研
  • (株)シー・シー・アイ

■受講料:3,000円

■概要:

東日本大震災は日本経済に甚大な被害をあたえた。山積する問題に企業はどう対処していくべきか。 未曾有の大災害に直面して企業は今後のBCPをどう見直していくべきか。本シンポジウムでは、震災後4ヶ月を経て明らかになってきた諸問題を整理・分析 し、議論してまいります。

■プログラム内容:

〇【どう取組む、3.11後の事業継続マネジメント】

株式会社インターリスク総研 研究開発部 主任研究員/BCI日本支部 代表理事 BCMSユーザーグループ代表

篠原 雅道 氏

〇【危機を乗り越えるマネジメントと組織文化】

株式会社シー・シー・アイ 組織開発コンサルタント ドラッカー学会会員/ODネットワークジャパン設立発起人

平尾 貴治 氏

〇【災害時の法務問題とリーガルリスクマネジメント】

中央大学法科大学院 教授/森・濱田松本法律事務所 弁護士

野村 修也 氏

 

お申し込み

下記のWebページよりお申し込み願います。

http://www.symposium.jp/

 

 

2011年度大会 レポート

これからOD(組織開発)で何ができるか?

〜震災後の未来を考えるミニ・フューチャーサーチ〜

日時:2011年6月5日(日)10:00〜18:00

場所:両国KFCホール

今回は、ワークショップ形式で、「3.11後のより良い未来を作るためにODが何をできるのか」をフューチャーサーチの手法を使って参加者全員で考えました。

ファリシテーターをODNJ理事の中村氏が担当し、小グループと全体会を繰返しながら、ODや組織の「過去」「現在」「未来」「未来に向けて我々のやること」を考えていきました。

最初にフューチャーサーチの概要について、「部分について考える前に全体的視点から考える」「違いや問題点は厄介なものではなく、探求され、理解されるもの」「楽しむ!」などの説明があった後、まず過去に焦点を当てることから始めました。

「グローバル」「国内」「個人」の巨大な年表作りから始めたのですが、「国家観の変化」「戦争の変化」「情報の変化」「経済の変化」が組織の変化とODに大きな影響を与えていることが改めて理解されました。

ここでODNJ代表理事の西川氏よりミニレクチャーがあり、さらに討議内容が深まっていきます。

続いて、現在に焦点を当てる時間。参加者の感じる組織に関するトレンドを、マインドマップに書き込んでいきました。単に企業内のことだけでなく、政府、地域コミュニティ、そして次代を担う若者の傾向についての活発な意見が出されました。

そしていよいよ未来に焦点を当てる時間。昼食も挟みながら、小グループごとに望ましい未来へのシナリオ作りを行い、その結果を寸劇などもまじえて互いに発表いたしました。

準備の時間もなかった割には、洞察+笑いのクオリティの高さに大いに盛り上がりました。

その上で、グループと全体会議を行いながらコモングラウンド( 将来実現しようと考える、望ましい日本のODのありよう)を概念化していき、最後は力強く宣言して大会は締められました。

全体を通じて、フューチャーサーチという貴重な手法が体験でき、参加者の自由なコミットメントと熱気の中、出てきた内容も短時間とは思えぬ深い話が多かったことは印象的でした。

一方で、本来であれば3日かけるワークショップを1日で短縮して実施したこともあり、もっともっと話し合いたいという気持ちも残りました。

いずれにしても、終始ポジティブで安全かつ刺激的な体験ができ、「今の日本にこういう場が必要だ」との思いを強くしました。

 

コモングラウンド

今回、最終的に宣言されたコモングラウンドは以下の内容です。

参加者全員でODNJはこの目標観を忘れずに活動して行くことを確認し合いました。

  • 私たちは次世代のために、社会の普遍的な発展のために世代を超えて調和をし続けるODを目指します
  • 今迄の枠組みを壊し、あらゆる組織間の協働を目的達成とプロセスまで推進します
  • 私たちは、多様な幸せを認めあえる社会を目指します
  • 変化を恐れず、先にある可能性を信じて、信頼をベースに個人の意識変化を支援することで、自発的能動的に変革を実践します
  • 私たちは、地球全体の幸せの観点からオーナーシップを持って、自分の関わっている社会をより良くすることを目指します
  • 多様性を受容し、1人1人の価値観を尊重することで“個”を活かすために社会にODを導入し浸透させます
  • 私達は、納得しあえる社会創りのために、自分事として自分の考えを持ち、お互いの成長を目指して本気で自分の意見を言い切り、聴き切り、切磋琢磨します!

2011年度 「組織開発基礎講座」

組織開発(OD)の概要を「体験」と「知識」を通して理解する

~自分の言葉で組織開発を語れることをめざして~

 

講座内容:

第1回:9月24日(土)、25日(日)[10:00~17:00]

「組織開発のベース:プロセスの変革に目を向ける」

実習:「組織開発のイメージ」、「プロセスから学ぶグループワーク」など

知識:「変革論」、「コンテントとプロセス」など

 

第2回:10月22日(土)10:00~23日(日)17:00[宿泊講座]

「組織開発の一連のプロセスを体験する」

実習:「組織開発コンサルティング実習」

知識:「組織開発のステップ(OD Map)」、「組織開発の価値観」など

※10月22日(土)は夕食後のセッション(21:30まで)を予定しています

 

第3回:11月19日(土)、20日(日)[10:00~17:00]

「人的プロセス(Human Process)への介入手法」

事例:人的プロセスへの介入が実践された具体的な事例をもとにディスカッション

知識:「人的プロセスへの介入手法」、「プロセス・コンサルテーション」など

 

第4回:12月10日(土)[10:00~17:00]

「講座のまとめ:これまで、そして、これから」

実習:「組織開発の表現」、「現場での今後の実践に向けて」

知識:「組織開発の歴史」、「組織開発と他の組織変革のアプローチとの異同」など

ご案内PDF

 

概要:

ファシリテーター:西川耕平(代表理事)、中村和彦(理事)

定員:24名(定員に達し次第申し込みを締め切ります)

会場:都内研修施設・ホテル(第2回の宿泊もご用意致します)

 

参加費:

ODネットワークジャパン会員:100,000円

一般(非会員):150,000円

(参加費には昼食代・第2回の夕食代・宿泊費も含まれています。)

(お支払い期限:9月16日)

  1. 早期割引
    開講一ヶ月前の8月16日までにお支払いの場合、参加費を5,000円割引します。
  2. 分割支払
    会員の方は参加費を2回に分割してお支払い頂く事も可能です。
    分割支払の参加費は60,000円×2回となります。
    お支払い期限は第1回:9月16日、第2回:11月11日です。

お申し込み:

受付は終了しました。

第6回 勉強会

日時:

2011年7月2日(土) 14:00-18:00(開場 13:45)

会場:

代々木研修室 会議室5F

東京都渋谷区代々木1-29-5 教会ビル
JR代々木駅 西口下車 徒歩30秒
都営大江戸線 代々木駅 A1出口より 徒歩30秒
http://www.e-kaigi.jp/5f.html

参加費:

会員 2,500円 (学生 無料)
一般 3,500円 (学生 1,500円)

勉強会テーマ

「会社を伸ばすオーナー経営者にとってのOD」

話題提供者:高柳正盛 氏 (「日経トップリーダー」編集長)

勉強会の流れ

  1. チェックイン
  2. 高柳正盛氏よりの話題提供
  3. 全員または小グループでの対話「話題提供から何を感じたか、何を活かせるか」
  4. 対話からの気付きの共有、質疑応答
  5. 対話での気付きの整理(代表理事 西川耕平)
  6. まとめ

参加お申し込み

受付は終了しました。

第二回チームビルディング部会報告

「チームビルディング部会のチームビルディング」

日時:2011年5月6日(金) 19:00~22:00
場所:タイワハウス

今回はチームビルディング部会そのもののチームビルディングから考えてみることをテーマに7名で集まりました。

事前にそれ以外のテーマやプログラムは設けず、このキーワードで集まった仲間とチームビルディング部会について考えました。

途中いろんなアイデアや想いを聞くことでき、またこの部会をスタートに将来部会の外へ広がるイメージを共有することができました。

以下は参加者の皆さんからの感想です。

  • 途中はモヤモヤ感はあったものの今後の動きに対する期待感でワクワクしております。また、外部に向けて発信責任があり、その実現に向けて活動するという共通の認識が持てたことに大変うれしく思います。
    私見ですが、チームはそう簡単には完成しないと思っています。もっと言えば、完成はない、進化し続けるものだと信じています。したがって、チームビルディングには終わりはないのかもしれません。
    つまり、今回の7名の対話がチームビルディングそのものであることには間違いないのですが対話だけでチームビルドされるのではなく何かを成し遂げる成功体験でさらに強固なチームが出来上がっていくものだと思っています。
  • それぞれの発言を傾聴できる、各自が言いたいことを言えるチーム規範がすでに出来ていて、とてもよい流れで進んでいるように思います。なので、今後とも喜んで参加させていただきたいと思っています。
    ODについて外を巻き込むという考え方にも賛成します。私は、主に人事関係のコンサルティングをしていたので特に思うのですが、人事部門&人材マネジメントを専門領域とする学者&人事コンサルタントのODに対する認識が極めて薄いように思います。
    そういう点からも、外部を巻き込むという考え方には、社会的にも大きな意味があるように思います。
  • チームビルディング部会をチームビルディングすることで、チームビルディングについてみんなで考えようという試行錯誤が確かに始まった一日でした。
  • 「チーム」というと分かっているつもりでしたが、話しているうちに自分の中に色々な思いがある事が確認できました。
    自分が何にこだわっていてどうしていきたいのか、これを自分できちんと捉える事がチームビルディングの第一歩ではないかと思います。
    この部会そのものを大きなチームとしていくために、引き続きよろしくお願いします。
  • ひょんなことから参加させていただいたチームビルディング部会。あの決まりそうで決まらない感じの体験が貴重でした。
    ダイアログでチームビルドする。お互いの見えにくいものを出していく、出てくる。そこまで待つ感覚の大切さを味わいました。
    昨日会ったとある会社の人が、決めない会議=勉強会という形で開催し、場で生成されるものを待っていると、たくさんいいアイデアが逆に出てきて業務につながる、という話をしてくれました。6日の夜とつながったので、シェアしたくなりました。
  • 今回の部会では、ODNJとはまた違った非常に濃密な時間を過ごさせていただくことができました。
    経験豊富な皆様と対話させていただく中で、自分がいまだにプロセスではなくコンテントを重視してしまっていることを痛感し、本当に学びの多い時間となりました。
    安易に結果を求めるのではなく、忍耐強く対話を深めていくのは正直とても苦しい局面もありましたが、一方で何を言っても受け入れていただける雰囲気があったからこそ、一人ひとりの個性が活かされ、その結果「チーム」というものがおぼろげながら見えてきたのではないかと思います。
    今後は、一人ひとりの問題意識や価値観の相違を認めつつ、皆のエネルギーを結集することで真のチームをつくっていけたらと思っています。
  • チームビルディングのために、丁寧にプロセスは扱いたいなぁと思いつつ、溜を大事にしていたつもりでしたが、実際に方向性が見えずらい中、どこまで留まれるのか、自分の中で綱引きしている感じでした。
    目的や目標がしっかりなくても、動き出すことでチームを形成することも出来ますし、 逆に目的や目標をしっかり作る過程でチームを作ることも出来るのだろうけど、どっちが有効なのかなぁと考えております。。。。

次回について

次回は
6月10日(金)19時から
東京都千代田区平河町1-5-15 VISIX平河町4Fにて開催します。

メーリングリストのご案内

部会の活動は専用のメーリングリスト上で行なわれています。

どなたでも参加できますので、参加ご希望の方はお問い合わせページよりご連絡下さい。
お問い合わせ

2011年度大会 「これからOD(組織開発)で何ができるのか」

~震災後の未来を考えるミニ・フューチャーサーチ~

東日本大震災は日本に甚大な被害を与えました。被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。

この震災後の日本において、人と人とのつながり、連携、協働などの人間システムの重要性を改めて認識しました。また、日本における組織・地域の今後の復興や再生のためには、さらなる「人と人とのつながりの力」が必要とされると考えています。

OD(組織開発)は、組織の中の「人と人とのつながりの力」の質に働きかけて、組織の効果性を高めていくアプローチです。そしてODの発想やアプローチは、組織を超えた人間システム(コミュニティ、地域など)の発展や成長に広がりつつあります。

今回のODネットワークジャパンの大会は、ODの過去からの変遷(ストーリー)を共有するとともに、この震災後の日本において、ODに携わる私達がともにめざすコモン・グラウンドを探求し、見いだしていくことを目的としました。フューチャーサーチの手法の一部を用いて、小グループや全体での対話を通して進めます。

日時:

2011年6月5日(日) 10:00-18:00(開場 9:45)

会場:

KFCホール Room111

東京都墨田区横網一丁目6番1号 国際ファッションセンタービル 11階

■都営地下鉄大江戸線「両国駅」A1出入口に直結。
■JR中央・総武線「両国駅」東口より徒歩約6分。

参加費:

一般 10,000円
会員 5,000円
学生 2,500円(注:学生料金でご参加頂けるのはフルタイムの学生の方のみです。)

(参加費には昼食代が含まれます)

大会プログラム

09:45-09:55
2010年度 ODNJ総会(ODNJ会員の方はぜひご参加下さい。)

10:00-18:00
「ミニ・フューチャーサーチ 」
ファシリテーター:中村和彦(ODNJ理事・南山大学)

午前:

  • 「過去に焦点づける」
    • 組織開発の歴史を探る
  • 「ODトレンドのストーリー」
    • 西川耕平(ODNJ代表理事・甲南大学)
  • 「現在に焦点づける」
    • 現在のトレンドを探る

昼食:

  • 「グループに分かれてのシナリオ作り」

午後:

  • 「未来に焦点づける」
    • 日本の未来に向けて
    • ODのコモン・グラウンドを探る
    • 私達がともにめざす方向性を共有する

大会ご案内(PDF)

 

参加お申し込み

受付は終了しました。

 

私の中のつながり(OD)対話会 レポート

3月11日の震災の影響で、3月12日に予定していた勉強会は延期となりました。

この未曾有の混乱状態の中で、ODネットワークジャパンとしてどのように活動をすべきか模索しておりましたが、東日本大震災を含めた対話会を行なう事から活動を再開しようということになりました。

3月31日、笹塚にあるタイワハウスにて「わたしの心の中のOD(つながり)」 というテーマで対話会を開催いたしました。

今回は、過去の勉強会とは趣を変え、特にゲストスピーカーはお呼びせず、またODの体系だった勉強をすることでもなく、とにかく集まった方が、「今何を感じているのか」を持ち寄って、それを共有する場といたしました。

呼びかけに集まっていただいたメンバーは、常連の方もいらっしゃいましたが、ツイッターで興味を持ちはじめて参加する方、学生さんなどバラエティーに富んでいました。中にはご家族が石巻で津波を受けてようやく数日前に連絡が取れたという参加者もいらっしゃいました。

まずはじめに、チェックインとしてひとりずつ、この場に集った今の気持ちを話した上で、自由に「この人の話を聴きたい」という人と3人一組になり、今の気持ちの「聴き合い」を行いました。

私は学生さんと同じグループになったのですが、「就職の意味が震災を機に全く変わった。それまでは自分を成長させるために仕事につくことを考えていたが、今は自分が謝意会にどのように貢献できるかを判断基準としている」というお話が印象的でした。他の方のお話からも、今回の震災が、私も含めて各人の価値観に何らかの影響を与えていることを強く感じました。

次に、参加者から「改めて今話したいこと」をテーマ出しを行い、そのテーマに興味を持った人事に小グループを作ってセッションを行いました。

テーマは「日本をどう再生するのか」という公の話から、「震災後の自分の今の精神状態はどうなっているのか」という個の話まで幅があり、そしてどれもが切実で重要なテーマであったため、どのグループに属するか大いに悩みました。「日本をどう再生するのか」というグループにおいては、「経済や建物などのハードの再生も重要だが、3月11日以降の我々日本人の価値観をどのように再設定するのか」という掘り下げもされました。

小グループの熱のこもった話し合いの後、最後にチェックアウトとしてひとりずつ「今日持ち帰りたいこと」もしくは「ここに置いて帰りたいこと」をひとつずつ発表しあいました。

その中で「直接津波を受けていない我々も、放射能の恐怖やメンタルダメージなど、ある意味被災者という自覚が必要である」「震災後の気持ちの折り合いがつかなくて不安定なことは、自分自身が認めてもいいんだ」「ここで気持ちを聴いてもらってようやく落ち着いた」といったお話が出ておりました。

全体を通して感じたのは、今回は特に組織開発(OD)には焦点をあてたものではありませんでしたが、「多様な価値観をもった個人が集まり、互いの価値観を認め合い、新たな価値観を考えるプロセスを通じて個人と集団が成長していく」という、ODの源流に触れた気がしました。

補足:

対話会の中で出てきたテーマは以下の7つです。

  1. 日本をどうたてなおすか(120%)
  2. この震災をどうやったら自分に引き寄せられるか(消化できるか)
  3. 被災地には何ができるか
  4. 原発とどう向き合うか
  5. これからどうするのか
  6. 自分が今どうなっているのか
  7. 自分の幸せとは
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