6月3日(日)に行われた年次大会、110名を超える方々にご参加いただき、盛会となって終了しました。ご参加いただけた皆さん、ご来場いただき、ありがとうございました。発表者の皆さん、ワークショップ実施にご協力いただけた皆さん、お疲れさまでした。 年次大会は、OD(組織開発)について、コンサルタント、社内実践者、研究者がともに学ぶ1日となりました。それは、OD Network Japanの設立の趣旨である、OD実践者がODについて相互のオープンな交流からともに学ぶコミュニティ」の場となったと感じています。 年次大会の様子は以下をご覧ください。 大会プログラムはこちらをご覧ください。→ 2012年度 年次大会プログラムまた、会員専用ページにて、基調講演、発表セッションの一部、ワークショップの一部の資料を閲覧することができます。
当日の流れ
【開会】10:00~10:20
運営委員の外山さんの進行で開会がスタートしました。代表理事の西川さん(甲南大学)からの挨拶、発表者やワークショップ企画者からの内容紹介がなされました。
【基調講演】10:20~12:00
神戸大学大学院経営学研究科教授の金井壽宏先生に、「組織開発において組織文化を捉える―組織開発と組織エスノグラフィーの関係―」というタイトルでご講演をいただきました。参加者は約110名でした。 講演では、金井先生がマサチューセッツ工科大学の大学院生として学ばれていた時のシャイン先生のエピソード(「あなたのために何ができますか?」と尋ねるところから研究指導が始まった等)、ヴァン-マーネン先生(MIT、組織エスノグラフィー研究者)が自ら警察官になって警察組織の文化を捉えたエピソード、などを語っていただけました。 なお、基調講演で用いられたパワーポイントのスライドは会員限定ページでご覧いただけます。
【発表セッション】13:00~14:15
以下の4つの発表が行われました。一部の発表について、発表資料を会員限定ページでご覧いただけます。
- 発表セッション1:
- 「チェンジ・マネジメントとしてのサーベイ・フィードバック実施のポイント」
- 発表者:川本芳裕氏・波多江嘉之氏(株式会社ビジネスコンサルタント)
- 発表セッション2
- 「タレントマネジメントに関する米国の潮流と日本における現状と見通し」
- 発表者:高野佳典氏・永井隆雄氏(㈱M-ITソリューションズ)
- 発表セッション3
- 「ポジティブ心理学を活用したリーダー行動変革とメンバーへの影響」
- 発表者:渡辺誠氏(サクセスポイント株式会社)
- 発表セッション4
- 「プロセスデザインの基本の「き」は、“聴く”ことにあり」
- 発表者:野口正明氏・高木穣氏((株)スコラ・コンサルト)
【ワークショップ】14:30~16:45
以下の4つのワークショップが行われました。一部のワークショップについて、概要や用いられた資料を会員限定ページでご覧いただけます。
- ワークショップ1「組織開発の特徴と可能性」
- ワークショップ2「国際カンファレンスにおけるネットワークスキル」
- ワークショップ3「先進企業内事例からみる組織開発の現実」
- ワークショップ4「ワールドワーク―組織的課題の盲点を探り、敷居を越える―」
【全体セッション】17:00~18:00
1日の学び・気づきの分かち合いの場として、ワールド・カフェ形式で対話の時間を持ちました。ファシリテーターは運営委員の寺田さんと廣瀬さんが担当しました。約60名の方にご参加いただきました。 1グループ6名という編成で、はじめに「ODのどんなところに魅力を感じていますか」という問いに答える形で、簡単に自己紹介をして頂きました。 その後、「今日気づいたこと、学んだこと」、「これからOD(組織開発)について、やってみたいこと、学んでみたいこと、挑戦したいこと」の2つのテーマについて2ラウンドの対話をおこないました。 限られた時間の中で、1日の学びや、気づき、モヤモヤして解決していない心のうちを話し合っていただきました。最後、全体での分かち合いの場面では、「組織の問題は組織の中にある」といったような気づきと、「更に学びを深めることで、課題に対して新しいアプローチできるような印象を持った」など組織開発の可能性について感じたことが発表されました。 最後に、代表理事の西川さんからの閉会の言葉、そして、運営委員が参加者全員が挨拶をして、年次大会は終了しました。
発表資料
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