組織開発の実践と学習のコミュニティ

ODNJ WEST 7月勉強会

勉強会概要【7月の勉強会 テーマ『どうしたら、実践を持続できるか』 】

日 時:7/22(日)10:00~17:00

会 場:甲南大学 (詳細は申込み頂いた方に後日ご案内します)

参加費:会員1,000円 一般2,000円(お菓子代込み) ☆ 昼食は各自ご用意ください。

ファシリテーター:午前  西川 耕平・午後 募集中です!

2012年のODNJWESTでの勉強会のポイントは、組織変革に影響する要因を理解して、効果的な組織変革を実現する方法を理解することです。

そして変革進行順に分けられた要因の内で、変革の動機付けや準備を、5月にODNJWestの勉強会で、変革の抵抗として体験を紹介しながら理解を深めました。さて今回は、変革過程のマネジメントです。

今回の勉強会の目標は、程度に関わらず動き始めた部分的な変革を持続させるように、どのように変革活動をマネジメントするかを学習目標にします。変革が始まれば終わりではなく、「メタボ・生活習慣病」対策の実践事例で分かるように、うれしい結果が出ないため、実践が停滞・停止しがちな中で、どのようにしたら変革を続けられるかを、マネジメントの視点から理解します。

組織開発の教科書は、以下のアクティビティプランニング・コミットメントプランニング・変革マネジメント構造・変革と言う学習という4要因を、変革過程のマネジメントとして取り上げます。

アクティビティプランニングとは、変革目標に向けて人々を持続的・自発的に変革させるために、中間目標や経路を示した「ロードマップ」を提示する組織的な実践活動を意味します。

コミットメントプランニングとは、鍵となる利害関係者(例えばトップマネジメント達や、場合によっては反対派リーダーなども)を、変革に巻き込んで、変革に直接関わっている人達が、「本気なんだ・・・できるかも・・・」と実現可能性を実感させて、変革努力の活動を止めないように支援する、変革に対して覚悟や意識を新たにする事です。

変革のマネジメント構造とは、変革企画・プロジェクト制度として表現される、変革リーダーとしてCEOや変革プロジェクトマネジャーを指名したり、影響力を排除して変革専門に担当できるステアリングコミッティを設定したりと、事業や組織のおかれている状況に応じて工夫される多種多様な組織を意味します。

変革という学習とは、組織の変革というダイナミズムを理解することです。つまり自分の置かれている変革状況を、全体とのつながりで理解し、自分の変革と全体の変革の関わりを、体験や考えを対話を通じて共有し、今起きていることの意味や意義の探索と共有を促す事です。そして実践してきた変革の振り返りから進捗状況を知り、今後の変革を話し合う事です。

さて今回の勉強会のテーマである変革過程のマネジメントを理解する教材として(準備・当日)として、AIで有名なDiana達の書いた、Appreciative Leadershipを取り上げます。これは2010年に出版された本で、まだ翻訳はありませんが、組織内で生じた小さな変革を組織的に広めるリーダーシップの役割と、そのダイナミズムを彼女達の実践例から紹介した本です。

今回は、午前中の理論的な勉強として、全体像を記述する第2章を紹介します。(参加者にはAL翻訳2章をお送りします)

また午後は、この学習内容を基礎にして、皆さんの変革を「止めない(止まった)」体験を共有しながら、知識を具体的な実践へと理解を深めてゆくことを目標とします。

ぎりぎりになっての案内ですが、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

なお、7/22午後からのファシリテーターを募集します。
初めての方でも、皆さんがサポートしてくださると思いますので、ぜひご遠慮なくお申し出ください。

次回以降の予定

念のため、今年12月までの予定をご案内します。ご予定いただけると幸いです。

9月2日(日) 理論:未定 実践:変革を教える、学び力
11月11日(日) 理論:未定 実践:この1年の実践をふりかえって

 

参加お申し込み

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