登壇者:森康明(インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社 代表取締役社長)
    白鳥美紀(ヤマトホールディングス株式会社 100周年記念事業 シニアマネージャー)
    栄幸信(ODNJ会員)
日 時:8月30日(土) 13:00〜14:30
場 所:D201号室
白鳥美紀 栄幸信

講演内容

グロ―バル化が進む日本の組織環境において、今ほどダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(受容性)に取り組み、そしてそれに向き合う組織風土作りが求められている時代はありません。同じ考えを持っている人が集まり、話し合っても新しいものを生み出していくことには限界があります。近年の組織開発の動向も多様性そして受容性の大切さを前提としたものが増えており、性別や人種などの違いだけでなく国籍・文化・民族・年齢・障害など個人や集団の「違い」を扱いつつも、違いを受け入れ、強みとして捉え受容しイノベーションのチャンスにし、新しいパラダイムの構築、新しいビジネス機会と精力的にグローバル化の中に新しい形を生み出している組織が日本にも存在している。

今回登壇していただく方々は、それぞれの組織の中に存在するダイバーシティ(多様性)の課題を自身が直接経験し、ダイバーシティ(多様性)のよりよいあり方を模索、促進し、それぞれの組織において多様性のあり方を生み出し、変革戦略を実践し導いてきているダイバーシティ(多様性)、インクルージョン(受容性)の実践家たちである。パネリストたちの実体験を参加者と共に共有し、双方向のコミュニケーションを通してこのパネルディスカッション自体もダイバーシティ(多様性)の、インクルージョン(受容性)への理解が深まる場として楽しんでいただきたい。

登壇者情報

森康明(インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社 代表取締役社長)
半導体業界およびエレクトロニクス業界において25年以上の経験を持つ。
AMD(アドバンストマイクロデバイス本社、カリフォルニア)に入社し、シリコンバレーでキャリアをスタートする。同社在職中には、米国およびヨーロッパにおいて、販売、マーケティング、戦略、行政対応など各種の職務を歴任する。1997年に日本AMDの取締役、営業マーケティング本部長に就任。2000年より、インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社(本社、東京)代表取締役社長、グローバルエグゼクティブチームメンバー。
カナダに生まれ、スイスで教育を受ける。外国生活が長く、日本、北米、欧州でのクロスカルチュラルなビジネスに精通している。グローバルなバックグラウンドと、エンジニアリングやマーケティング分野での経験を活かし、日本におけるインフィニオンのプレゼンス向上を図る。業界での経験は、オートモーティブ、民生機器、パワーエレクトロニクス、インフォメーション・セキュリティー、モバイル、通信、コンピュータの多方面に及ぶ。
米国ニューヨーク市のコロンビア大学・電気工学部卒業後、84年に同大学・大学院国際学部
で修士号取得。

白鳥美紀(ヤマトホールディングス株式会社 100周年記念事業 シニアマネージャー)
大学卒業後、現在のヤマト運輸に入社。1997年に女性で初めて経営役職者として広報課長に就任。2005年には関東支社副支社長に就任。ヤマト運輸では女性躍進推進活動を進め、女性の管理職比率を上げるために女性のためのリーダーシップ研修を実施するなど、現場の女性社員と真正面に向き合い、話し合い、行動するリーダーシップの持ち主として知られている。社外活動も活発に行うと伴にプライベートでは結婚・出産など私生活も充実させている。
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