登壇者:三好博幸(株式会社 スコラ・コンサルト プロセスデザイナー)
日 時:8月31日(日) 14:10〜15:40
場 所:D301号室
講演内容
スコラ・コンサルトは、1980年代の半ばから、組織のパフォーマンスに決定的な影響を及ぼす風土・体質に着目し、以来組織風土改革のコンサルティングに特化して2000件近くの企業、公的機関の変革を支援してきました。
「個人」を変革対象にするのではなく、チームをつくり、チームワークを機能させる要素や協働のプロセスに働きかけて、組織の人たちが自らの力で組織の最適化をしていけるようにサポートをする 「プロセス型」のコンサルティングを一貫して追究し、多くの実践例から「イノベーティブな組織をつくるための『組織イノベーション』」の方法論と、そのための技術体系である「組織テクノロジー」を確立するに至っています。
また、現在組織テクノロジーを導入し、組織イノベーションに取り組んでいる企業グループとともに、経営・マネジメントのあり方、チェンジエージェントの養成、若手人材の育成など企業の枠を超えたコラボレーションで相互の組織イノベーションを支援し合う「オープン組織イノベーション」の取り組みも始めています。
本大会では、スコラ・コンサルトが開発してきた日本独自の組織開発方法論である「組織イノベーション」と「オープン組織イノベーション」の取り組みについて事例を交えてご紹介します。
登壇者情報
1986年東京大学文学部哲学科卒業。㈱日立製作所で人事、人材育成、海外事業展開、組織風土改革などに従事。2001年㈱スコラ・コンサルトに入社。IT企業、メーカー、商社、地方自治体など、大手企業や組織を中心に変革をサポート。スコラ・コンサルトが長年にわたって蓄積してきた組織風土・体質変革から得られた経験則や知見を研究し、実践手法の中から組織本来の機能をつくり込んでいく技術原理を抽出、整理体系化することに取り組んできた。その成果である「組織テクノロジー」をさらに多様な企業のメンバーとともに研鑽していくため、2013年組織イノベーション研究のコンソーシアムを立ち上げる。放送大学講師。
著書:『組織(つながり)をつくる技術(テクノロジー)』(スコラ・コンサルト)
『フィールドブック学習する組織「5つの能力」』共同監訳・解説
『フィールドブック学習する組織「10の変革課題」』共同監訳・解説
(日本経済新聞出版社)