登壇者:本間正人(京都造形芸術大学 創造学習センター センター長、芸術学部長補佐)
日 時:8月30日(土) 15:00〜16:30
場 所:D501号室
講演内容
私は教育学を超える「学習学」を提唱しています。人間は学ぶ存在「Homo Discens」であり、生まれてから死ぬまで一生(life-long)学び続ける存在です。学ぶ対象は学校で教わることよりも幅広く(life-wide)、そして深い(life-deep)ものです。
学習には、適応(adaptation)と開花・発揮(development)の2つの側面があり、個人だけではなく、組織や社会も学習する存在なのです。「学習する地球社会」(Learning Planet)ビジョンを構築することが私のライフワークです。
今回の発表では、学習学の基本原理について概説するとともに、ポジティブ組織開発(Appreciative Inquiry)の一端を体験していただき、学習学的にODを考える発想をお伝えしたいと思います。
登壇者情報
東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾第三期生として入塾し、松下幸之助の経営哲学を学ぶ。ミネソタ大学大学院修了(成人教育学Ph.D.)。米国Coach University 課程を修了し、ケースウエスタンリザーブ大学からAI(Appreciative Inquiry)資格取得。
ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究部門責任者等を経て、研修講師・として独立。NHK教育TVで「ビジネス英語」の講師、朝日ニュースター「Learning Planet」のアンカーを歴任。超参加型の企業研修講師(エデュテイナー)として活動、「研修講師塾」を主宰。
現在、京都造形芸術大学教授(芸術学部長補佐、創造学習センター長)、NPO学習学協会代表理事、一般社団法人大学イノベーション研究所理事長、NPOハロードリーム実行委員会理事。著書は「ほめ言葉ハンドブック」(PHP)、「日経文庫コーチング入門」ほか58冊。