ODNJポジティブ組織活性化・AI分科会(第11回会合)参加記
2014年12月16日(火)於:目黒区中小企業センター
今回のテーマは「AIにおける戦略テーマの作り方」です。
AIは「組織目的や目標を実現し、成果を残すために行われるもの」で「単に場を盛り上げ、楽しむために行われるものではない」という案内人(渡辺さん)の説明からスタート。
多数の参加者が頷いていたのが印象的で、それぞれ感じるところがあったようです。
その後、戦略テーマの事例紹介や独自のテーマをAI的に作成する方法(Hop-Step-JumpでFlip!!)の解説などがあり、グループに分かれて実際にワークを体験。グループメンバーが実際に関わっている組織のリアルな問題や課題をもとに検討を進め、「ああだこうだ」と試行錯誤を繰り広げながらAIにふさわしい戦略テーマが作られていきました。
最終的に生み出されたテーマは「四季折々の本音の花咲く組織作り」「朝起きたら行きたくなる会社づくり」「波乗りのように変化を楽しみ、Big Waveへ挑戦する組織」「世界を騒がすワイガヤ・切れ者☆エンジニア集団」です。最初に挙げていた問題や課題からは想像もつかないほど魅力的なテーマの数々が導き出されました。
議論の最初は言っていることがバラバラで「モヤモヤ感」が募る一方。それでも皆で色んな意見を多角的に出し合い、議論の集約を目指す。「難産」のようなプロセスを経て、ピタリとはまる言葉やメタファーと巡り会う!その時の「爽快感」や「達成感」は病みつきになりそうでした。
チームとして一つになった瞬間を味わえたのではないでしょうか。
ある参加者からは「良いフレーズを頂きました!ありがたいです」という声が寄せられました。AIには「言葉が世界をつくる」という哲学があります。
今回のワークを通じて、言葉一つでテーマのもつ意味がこうも変わるのか、と驚きを覚えた参加者が多かったように感じました。最後のグループごとのチェックアウトで、私のグループに関わってくださっていた香取さん(案内人)が「戦略テーマの設定がコンサルタントやファシリテーターの腕の見せ所」とおっしゃっていたのが強く記憶に残っています。
ポジティブエネルギーに満ち溢れる当分科会の今後の展開に期待が募る会合でした。
報告者:ODNJ会員・緩利 誠
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