組織開発体験講座に参加いただいた受講者の感想をご紹介します。
根底を見つめなおす
平尾貴治/社外変革者
ODNJニュースレターにレポートが掲載されています。
リンク先のPDFをご覧ください。
パターン化されない柔軟な思考を体感
井上ルミ子/社外変革者
「組織開発」という言葉にたどり着いた人の多くは、仕事の成果へ安定した持続性、つまり再現性のある結果を求められているのではないでしょうか。私も介護運営のコンサルティングを展開する中、発生した問題解決に投じるエネルギーを、組織の協働性や創造性に転換し未来に投じたいと考えるようになり、組織開発の門を叩きました。
理論を実践に置き換える難しさを知っている私は、体験講座の受講こそが当初からの目的でした。ここでは基礎講座で学習したシステム理論はじめ概念学習のプロセスを体験することとなります。参加者同士の関係性の高まりがもたらす協働性の実感、同時にファシリテーターとして創りあげる「場」の形成など、パターン化されない柔軟な思考を体感することができました。
今ではこの学習経験をベースに、一見複雑に見える組織内部の課題や関係性をシンプルに捉え直し協働性へ導く事を行っております。達成感やモチベーションの生成に繋がり、エネルギーのベクトルを合わせやすくなった事は言うまでもありません。
安心安全な場で体験できることは大変貴重
宮田微笑/社内変革者
企業の経営企画で風土変革を担当しています。実践経験が無く孤軍奮闘する中、体験講座で何かつかみたいと思い受講しました。
受講中の大きな収穫は、OD Mapのプロセスを、役割(コンサルタント・クライアント)を行ったり来たりしながら体験する中、変化への不安や葛藤を自ら体感できたことです。同様に、Change Agentとして必要なuse of self(自分自身を使ってクライアントを支援する)についても、実感することができました。いずれも「体験」講座ならではの収穫でした。
受講後は、OD Mapのプロセスを意識して、データを元にした対話やフィードバックを行い、経営と「同じ図を見ること」を心がけています。タイミングを逃さず関係者へアプローチできることが内部実践者の強みと捉え、地道に活動し続けています。
理論や手法を学ぶのも勿論大切ですが、体験講座に参加して「分かる」のが一番の近道だと感じました。安心安全な場で体験できることは大変貴重だと思います。
最高のパフォーマンスを発揮するためのチーム体験
秋山善克/社内変革者
私はエンジニアとしてメーカーに勤務するサラリーマンです。日頃は「よりよいモノをつくることを支援する」というエンジニアの立場で、メンバーへの働きかけや、他部門の方々との連携強化に取り組んでいます。そのため、これまでも協働の方法やノウハウ、スキルについて模索し、様々なセミナーや研修を受講してきました。
そんな私が組織開発体験講座に興味を持ったのは、この講座の「チームの一員として、当事者意識を持ち、同じチームのメンバーに、そして他のチーム(全体)に働きかける」という構造が自分に合っていると感じたことです。
参加して良かったことを紹介します。
ひとつ目は、最高のパフォーマンスを発揮するためのチーム体験ができたことです。お互いを信頼し、メンバーそれぞれが自分の強みを活かすことで、チームとしてのパフォーマンスを発揮できるということを学ぶことができました。
ふたつ目は、自らも当事者としてその場の力動に知らず知らずのうちに巻き込まれていたことに気づいたことです。このことから「メンバーとしている自分」・「場を見る自分」・「相手を見る自分」という3つの視点を持ち、自分を俯瞰して見ることの重要性を強く意識するようになりました。
他にも、「ダブルループ学習(問題に対して、既存の目的や前提そのものを疑い、それらも含めて軌道修正を行うこと)を常に意識するようになったこと」や「関係の質にフォーカスをするようになったこと」により、関わる人たちとの関係性に働きかけながらエンジニアとしてモノづくりを支援することの楽しさを再認識しました。
これらのことから、組織開発体験講座は私にとって意識面、行動面を大きく変えるきっかけとなりました。
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