【会員自主企画 ODNJチーム共創活動】ODNJゲシュタルト療法研究部会 第九回
テーマ:ゲシュタルト療法とナラティブアプローチ、そして社会構成主義 〜「対話を通した個人と組織の変容について
チーム共創委員会からのご案内です。
組織開発において、対話型アプローチが重要となっています。第9回のゲシュタルト療法研究部会では、ゲシュタルト療法とナラティブアプローチ、そして社会構成主義の統合的な視点から、対話を通した個人と組織の変容について深く掘り下げてご説明いたします。
ゲシュタルト療法は気づきを重視し、クライアントとの対話を通して成長と変容を図ります。一方、ナラティブアプローチは、クライアントの語りやストーリーに着目し、新しい物語を共創することで自己発見を促します。さらに、社会構成主義の視点では、現実は社会との関係によって構築されたものであり、対話を通して新たな現実を生み出すことができます。
本セミナーでは、これらのアプローチの根源にある構造主義、ポスト構造主義、フーコーの権力論、そして関係性に着目した社会構成主義の理論を丁寧に解説します。ゲシュタルト療法とナラティブアプローチの共通点や相違点、さらには両アプローチの融合による可能性についても具体的な事例を交えながら解説します。
参加者の皆様には実践的な演習にもご参加いただき、個人と組織の変容プロセスを体験していただきます。対話を通した組織開発の効果やメリットについて深く理解を深めていただけるはずです。
経営者および組織開発実践者の方々のご参加を心よりお待ちしております。
このセミナーで学べること
- 構造主義からナラティブアプローチへの流れ
- 権力構造と個人との関係を提示したフーコー
- 個人の主観ではなく関係性に着目した社会構成主義
- 物語を通して、自己を探検するナラティブアプローチ
- 物語が生まれる元を作るディスコースについて
- 変容におけるナラティブアプローチの役割
- ゲシュタルト療法との類似点と相違点
- 対話型組織開発がもたらしてくれる変容
- 組織に自己調節機能をもたらし不確実な環境への適応能力を高める
チケットについて
- リアルでの会場参加
- オンラインでのカメラオン参加
- オンライン聞くのみor録画視聴
の3種類がございます。ご希望に合わせてお選びください。
ワークはリアル参加者が対象となります。オンラインの方はオブザーブでの参加となります。ディスカッション、質問などは、リアル及びオンラインカメラオン参加の方までとなります。質問がカメラオンの方までを対象としているのは、質問内容についてこちらからお聞きすることがあるからです。
申し込まれた全ての方に、後日録画したものを編集してお送りします。ただし、デモワークについては本人の希望によりカットされる場合がございますので、ご了承ください。
開催場所
東京代々木
企画経営アカデミーセミナールーム
東京都渋谷区代々木1−37−7 勝栄ビル601
※ご注意!!
「企画経営アカデミー」で検索をするとグーグルマップ上で間違った住所が表示されています。上記住所が正しい住所ですのでお気をつけください。駅から徒歩1分の場所です。
ODNJゲシュタルト療法研究会について
研究会の目的
OD実践者としてUse of Selfを実践できるようになり、ファシリテーション能力を向上させること
ファシリテーター
大槻貴志
* 企画経営アカデミー株式会社 代表取締役
* ゲシュタルト療法士
* ゲシュタルト療法学会元評議員
早稲田大学卒業後、キヤノンに入社。キヤノンでは経営人材育成コースに配属され、リーダーシップ及び組織開発の基礎をたたき込まれる。キヤノン退社後、新規事業の中毒者として、数多くの新規事業の立上げと失敗を経験し、事業成功には営利性ではなく、人間性中心のアプローチが必要だということに気づく。より深く、人間心理のメカニズムを学ぶために、交流分析、再決断療法、ゲシュタルト療法と数多くの心理療法のトレーニングを受ける。得られた知見を元に、新規事業における書籍「社内新規事業コンパス――イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法」を出版。組織開発コンサルタントとしては、社員の無用なストレスを無くすことをミッションとして、組織のウェルビーイング向上の働きかけを大企業から中小企業まで行っている。現在はゲシュタルト療法の探求をさらに進める一方で、ビジネスとどう融合させるか、日夜研究中。
スーパーバイザー
ゲシュタルトネットワークジャパン代表理事
百武 正嗣
対象となる方
- 社内における組織の問題を解決したいと思っている方、している方
- 組織開発コンサルタントとしての仕事をされている方
- 組織開発のトレーニングを受けたことがある方
- ゲシュタルト療法を組織開発にどう応用するのか、ディスカッションする時間などありますので、組織開発に関する最低限の知識と経験は必要となります。
期待される学び
- Use of Selfについて
- ファシリテーターとしてのあり方
- 行き詰まり(インパス)の解決
- 人や組織が「変容する」プロセス
参加条件
- ODNJ会員
- ODNJ入会を検討している外部の方(事前にteams@odnj.orgへご連絡ください)
参加費用(各回)
- 会員)1,000円
- 一般)1,200円(ODNJに入会を検討されている方)
開催方式
ハイブリッド(リアル&オンライン)
ワークなどはリアル参加者のみとなりますので、できる限りリアルでの参加をおすすめします。
今後の予定
- 第10回 10月2日(水) 現象学について
- 第11回 11月20日(水) 内容未定