イベント開催レポート
- 1.OD研究会&中部支部共催「組織開発実践者のための Use of selfスキルを磨く『演劇ワークショップ』」
- 2. 中部支部リアル開催 「ラボラトリー方式の体験学習ワークショップ&クリスマス会」
1. 2024年10月6日(日)10:00〜15:45
演劇ワークショップ
講師
兵藤友彦氏
参加者
名古屋だけでなく東京や大阪からもあわせて18名
イベントの様子
アイスブレイク、わりばしワーク、新聞紙を破るワーク、マイムしりとり、などと、考えるより体を使うことで徐々に心も体もほぐれていきました。「身体の距離が縮まれば、心の距離も縮まる」という兵藤氏の言葉を実感した一日でした。
*より詳細な様子はこちらをどうぞ↓
はじめは、参加者全員でのアイスブレイク的なワークを…
のはずが、制限時間内に与えられた条件順に全員が並びきる、っていうシンプルなワークができずに、何度も違う条件でやりなおしてはできなくて、兵藤氏に呆れられる私たち。
(それはそれでがっかり感となんとしてでもクリアしたい気持ちで一体感が高まってよかったです。)
おまけしてもらってやっとクリアでき、喜びに満ちあふれつつ次のワークへ。
その次に行ったのは、わりばしのワーク。さらにその次が、新聞紙を破るワークです。
どちらも、シンプルだけど難しい。できそうでできなくて、できたと思ってもそれでも常にできなかったりする。
2人組でのワークで、単に与えられた作業をクリアするというのではなくて、それぞれの課題にはコミュニケーションが重要なのです。
いかに相手のしようとしていることを感じられるか、自分のしようとしていることを伝えられるか。いかに相手を信じて相手と合わせて動けるか。
おもしろかったのは、わりばしのワークだけを繰り返していても、うまくいかないチームが多かったのに、新聞紙のワークのあとにもう一度わりばしのワークをやったらうまくいくチームが増えたこと。
どちらのワークも相手のことを感じていて相手のことを信じていないとできなくて、自分の体を感じて思うように動かせないと進めにくいかんじでした。
それが、どちらかというと頭で考えてうまくやろうとしがちなわりばしのワークから、いったん新聞紙のワークで考えるより身体でどうするといいかを感じるところにいくと、もう一度わりばしのワークに戻ったときに、身体の感覚を信じて動けるようになった気がします。
兵藤氏曰く、「身体の距離が縮まれば、心の距離も縮まる」とのこと。
実際に、指先だけではなくて腕や身体全体を動かしているとき、手の力だけでなくて身体の重心から動かしているとき、ワークはうまくいくし、相手との距離も近づいていました。
そんな長い時間をかけてのウォーミングアップ的なワークで、身体と気持ちをほぐした後で、表現を使ったワークへと進みます。
まずは、ジェスチャーでお題の言葉を表して伝える、マイムしりとり。
表現の動作がうまいかどうかというよりも、伝える言葉についてのイメージを共有すること
大事さ、伝える人伝えられる人だけでなくみんなで言葉とイメージを共有することの大事さに気づきます。
誰かが間違えたとしても、ほかのみんながわかっていたら、言葉はつながる。わからないことがあっても、みんなでフォローして伝えていければ、言葉が届く。
その後、インプロとして、2人でお題に沿ったポーズをとったり、チームで与えられたシーンに従ったポーズをとったり。
ここでもまた、イメージや表現の共有の大事さに気づいたり、見ている人に伝えるためのシーンや表現の選び方について学べたりしました。
「記号としてやらない」「本気でなりきる」というのが、表現して伝えるためのコツのようです。
まだまだ学び足りず、兵藤氏も伝えたりないようでしたが(アイスブレイクやウォーミングアップに時間がかかりすぎてやりきれなかったワークがあるようでした)、ワークが進むにつれて、参加者のみなさまの一体感も増し、慣れないワークでいつもと違う感覚をつかって試行錯誤しながらも(みんなで試行錯誤するからこそ?)楽しんでいただけているようでした。
うまくいかないことも多い中で、みなさまの笑顔が絶えず笑い声が飛び交っていたのが印象的でした。
参加者へのアンケート回答から一部(ほぼ原文のまま)
- 伝わる喜びを感じた
- 身体の動きと伝えたいことを一致させることの大切さ、自分が思っているよりも一歩も二歩も踏み込むことの重要性について学びました。形をまねるのではなく、そのものを感じることの違いも体験することができたと思います。たぶん、もう一度しりとりをやったら、もっと様々なチャレンジができるように今は感じています。
- 直接体を使って表現することの難しさ
- 自分の身体の可能性に無自覚すぎたことに衝撃を受けています。頭での思考ばかりに頼りすぎの自分に気づきました。
- 言葉だけよりも共通の体験をすることで、お互いの心の距離は縮まると再確認できました。大笑いするって楽しいですね。
- パントマイムしりとりで2回目のとき、最初の方が同じパントマイムをした際、とにかく早く確実に回すことを優先しよう=同じパントマイム!と自分軸(自分のやりたいこと)よりも他人軸に考え保守的な自分が、自分でも意外で発見できたことでした。
- 帰宅して2人の子供と割り箸で回るのを行いましたがどちらも一回で簡単にできました。関係性と緊張がコミュニケーションに与える影響を改めて体感できました。普段仕事では対複数、もしくは対部門のシニアマネジメント層となるので、どのように応用すればよいか考えたい。また習得したことをどうアウトプットするのかについて自分一人ではなく参加したメンバーで考察する機会があれば良いと思いました。
- 子供のように無邪気に楽しめました!ありがとうございました
2. 2024年12月15日(日)10:00〜18:00
「ラボラトリー方式の体験学習ワークショップ&クリスマス会」
参加者
参加者とスタッフ合わせて22名は県内外から。
イベントの様子
クリスマス会は1年がんばったことをお互いに讃えながら、様々なポットラックとクリスマスらしい軽食を楽しみ、親交を深めました。
私達にできることのひとつとして考えた体験学習の場の提供、それが今回のラボラトリー方式のワークショップです。オリジナルに設定した場で、それぞれの役割を演じてもらい、そこで体験したことをもとにふりかえりを実施。土屋先生の説明も加わり、気づきを深めてもらいました。
*より詳細な様子はこちらをどうぞ↓
クリスマス会
まずはじめにかんたんにODNJや中部支部の紹介やチェックインをしたあと、さっそくメインイベントのクリスマスプレゼント交換を。
誕生日順に並んでそこからペアを組み、「今年がんばったこと」を聞きあって、その後お互いに聞いた話を全員に向けて他己紹介しつつ、1年がんばったね、の気持ちを込めてプレゼントを渡します。
話したことを相手の方に受け取ってもらい、紹介することでまた自分の話とは違う視点での「がんばった話」をみんなにも聞いてもらって受け取ってもらい、嬉しい気持ちが広がって場がほっこりしていきました。
場があたたまったところで、歓談タイム&はやめのランチへ。
軽食やみなさんの持ち寄ったいろいろなポットラックに盛り上がりつつ、話も弾んでいました。
ラボラトリー方式の体験学習ワークショップ
歓談&ランチが終わると、ラボラトリー方式体験学習ワークショップの時間です。
中部支部で百野さんを中心に土屋先生監修のもとつくりあげたオリジナルのワークショップ。
あるシチュエーションと登場人物を設定してあり、参加者のみなさんにその状況にいる人になりきっていただいて、そこでの問題解決に取り組んでもらいます。同じ状況と役割の2チームをつくって実施しました。
かんたんな説明の後、参加者のみなさまにそれぞれくじ引きしていただき、状況や役の理解の後、役になってもらってワークショップが開始されました。
最初のうちは、なかなかやることがつかめていなかったり、何をすべきか迷っている様子が見られたり、必要なタスクが進んでいきませんでしたが、徐々にチーム内でのお互いの状況が見えてきたり、相談しあったり介入があったりして、終盤にかなり盛り返し、2チームともある程度タスクがこなせた状態で終わることができました。
終わったら各チームや全体でのふりかえりと、土屋先生からの解説など。
役を演じているはずだったのに自分自身のふだんの癖が出てきてしまったという人や、逆に役割を演じていたらその役っぽい癖(というイメージのもの)が出てきたという人もいたり、各チームで動きが全然違う部分もあったり、みなさまそれぞれ気づきがあったり考えることがあったようでした。
そんな感じで熱くなったまま、中部支部恒例のぐだ飲みへ…
丸一日の長丁場でしたが、みなさまに楽しんでいただけたイベントになりました。
参加者からの感想一部
クリスマス会
- チェックインで互いが少しわかった上での、今年がんばった事のペアインタビュー&他己紹介は、自然と深まっていく感じでとても良かったです。自分自身について、人に話して振り返るよい機会になりましたし、ペアの方のみならず、一緒にいるみなさんへの理解が深まりました。午後のエクササイズへの準備制も整いました。単なるパーティではなく、ODの要素もしっかりと埋め込まれ、素晴らしい企画でした。
- おいしい食べ物がある自由に話せる空間で、楽しく過ごしました。いらっしゃる方が面白いから楽しいのだと思います。
- カジュアルに交流できる場と、しっかりと組織に向き合える場の設計をいただいて、本当に充実した場になりました。ありがとうございます。
ラボラトリー方式の体験学習ワークショップ
- 疲れました〜(^^)でもほどよい疲労感!
- 他人の靴を履く体験でした。自分で思う以上にその中に没頭し、この環境に置かれた時に自分に起こることを感じました。
- リアルに作業員として業務に従事し、見事に自分の性質が暴かれた感じです。協力し合える職場で成果は上がらずとも楽しかったです。実習の世界に入りました。
- しっかりと作り込まれた、制作の丁寧なプロセスが感じられる実習でした。かなり疲れましたが(笑)
- 即興でやりながらも、組織の動きなどもリアルに体験できて面白かった
- 体験型のWSはあまり無いですし、現場に近く立場を経験できる機会はこれまでなく、非常に貴重な経験ができました。ありがとうございます。
報告:りんどうまき